ランダムなハードウェアアドレスとは、ネットワークインターフェースを識別するための従来は一意であるMACアドレスをランダムにするという事で、ランダムにすることにより端末を特定する事が難しくなる。つまり、セキュリティを向上させる事です。
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Wi-Fiのみ適用され、イーサネットはサポートされません。又、ランダムなハードウェアアドレスを有効にすると、旧い仕様のプロバイダー等や大学のキャンパスネットでMACアドレス登録を行っているとインターネット接続出来なくなる場合があります。
ランダムなハードウェアアドレスを有効に設定するには、すべてのネットワークを対象にする方法と、SSID(アクセスポイント、Wi-Fiルーター)毎に個別に行う方法があります。
すべてのネットワークを対象にランダムなハードウェアアドレスを有効にするには、「設定」の「ネットワークとインターネット」をクリックして「Wi-Fi」をクリックします。
「ランダムなハードウェア アドレスを使う」をクリックしてオンにします。以上で設定完了です。
個別に設定を行う場合は、「設定」、「ネットワークとインターネット」、「Wi-Fi」の画面で「既知のネットワークの管理」をクリックします。
ランダムなハードウェアアドレスを有効にしたいSSIDをクリックしてプロパティをクリックします。
「このネットワークでランダムなアドレスを使う」の「v」をクリックしてオンをクリックします。以上で設定完了です。
設定が正しくされているか確認するには、設定前にコマンドプロンプトを起動して「ipconfig/all」と入力します。「Wireless LAN adapter Wi-Fi」という項目の「物理アドレス」がハードウェアアドレスとなります。ここでは最後の2桁が「09」になっています。
設定後に同様にコマンドプロンプトを起動して「ipconfig/all」と入力します。「Wireless LAN adapter Wi-Fi」という項目の「物理アドレス」を確認すると「1C」となっています。このことからハードウェアアドレスがランダムになっている事が確認出来ます。