ページファイルとは、仮想メモリのことで、物理メモリが一杯になりそうな場合にデータをドライブ(ハードディスクやSSD)に書き込む事によって物理メモリを効率的に使えるようにする機能です。しかし、サイズはシステムが自動的に決められています。ドライブはC:に置かれます。
ページファイルはドライブに書き込むため、使う分だけWindows 10は遅くなります。しかし、物理メモリが16GB以上搭載されているパソコンではページファイルを使う場面は多くはありません。
又、Cドライブの空き容量を減らしたい場合はDドライブ等へ置き換える事も可能です。
ページファイルのサイズを変更したり設置先のドライブを変更するには、コントロールパネルの「システム」をクリックして「設定の変更」をクリックします。
「システムのプロパティ」を表示するので、「詳細設定」タブをクリックし、「パフォーマンス」欄の「設定」をクリックします。
尚、Windows 10 20H2以後のバージョンではコントロールパネルからは出来ず、「設定」で行うようになっています。設定のシステムをクリックし、「詳細情報」をクリック、下の方にスクロールして「関連情報」にある「システムの詳細設計」をクリックすると「システムのプロパティ」を表示します。
「パフォーマンス オプション」を表示するので、「詳細設定」タブをクリックし、「仮想メモリ」欄の「変更」をクリックします。
「仮想メモリ」を表示するので、「すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外します。ドライブを変更したい場合はDドライブをクリックしOKをクリックします。
ページファイルのサイズを変更したい場合は、「すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外し、「カスタムサイズ」をクリックして選択し、「初期サイズ」と「最大サイズ」を入力して「設定」をクリックします。
「続行しますか?」と表示したら「はい」をクリックしOKをクリックします。再起動すると希望の設定となります。